2005年度わくわく映画大賞決定!!BEST10・20
2005年1月(2004年末正月映画・TV含む)から12月(2006年1月正月映画・TV含む)までに
観た全ての映画・TV放映映画・DVD・VIDEOで心に残った作品を勝手に表彰!
映画の(年)は製作年もしくは公開年です。

けろ・よん太が選んだBEST20! 
今年は見た量も多かったし、だいぶこの企画を意識して、きっちりメモっていたのが良かったらしく、20位まで出せました。
2位は危うく1位になりかねない強さでした。 前年度初見の作品は約八十本。去年が不甲斐なかったので、
何とかがんばってみました(でもまだ「半落ち」観てません)。こんだけ観てるのに、まだ全然網羅できなくて、洋画にいたっては
「カンフーハッスル」と、「LOVERS」しか観てないです。恥ずかしい…ちゅーか、何て偏ってるんだ、俺。
 今年は「メゾンド・ヒミコ」「亀は意外と早く…」「リンダリンダ…」「サマータイムマシン…」「フライ・ダディ…」「運命じゃない人」「タッチ」
などなど観たいもんがいっぱいです。
(長文の為、各映画のコメントを一部割愛させて頂きました。詳しくはけろろぐで。<のきお>)

1位 パッチギ!('04 日本) 監督:井筒和幸  
 嫌い嫌いと言ってましたが、反省します。これはいい作品です。おそらく井筒監督の代表作と言えましょう。
 相変わらず突っ込みどころ満載で、鬱陶しいところもありますが、なにより、『これだけは言っておきたい!』
 という熱い思いがビンビンきます。これは監督の勝利です。
2位 恋の門('04 日本) 監督・脚本・出演:松尾スズキ
 出演:松田龍平・酒井若菜・塚本晋也・小島聖・忌野清志郎・三輪ひとみ
 羽生 生純の"ファミ通のアレ"な原作の雰囲気そのままに、「大人計画」松尾スズキがイメージを
 膨らませて作り上げた、サブカルチャームービーの傑作。 全ての登場人物がいとしい、腐女子も必見な作品。
 サンボマスターのテーマ曲が何とも切ない。そして、この作品で、いよいよ松田龍平が"親父越え"を始めたのを実感した。  
3位 茶の味('03 日本) 監督・脚本:石井克人
 これいいわー。「鮫肌男と桃尻女」で有名な監督だけど、これこそが代表作と言っていいのではないか。
 ホントにいい作品で、あんまり"癒し"なんていう手垢の付いた表現なんてしたくないけどね、これは掛け値なしに癒されます。
4位 誰も知らない('04 日本) 監督・脚本・編集:是枝裕和 
 淡々と進む話は、次女の怪我から急転しはじめる。決して犯罪をしなかった長男の悲壮な万引き、
 子供たちだけのお葬式、トランクのエピソード、埋葬とそれにかぶって来るタテタカコの「宝石」…。
 泣いて、泣いて、こんな国に住んでるかと思うと悔しくて泣いて。これはあくまでフィクションの話であるけれど。
 (事実はかなり違うんですが、本質は同じです。)
5位 ふくろう('03 日本) 監督:新藤兼人  
 ほとばしる情念。くらくらと燃え上がる怨念。これっぽっちも悪びれず、殺人を犯していく母娘。
 あまりにもさわやかに罪を重ねる様は、ある種快感である。そして、その行動の裏には、捨てられ、
 忘れ去られたものたちの恨みがマグマのように渦巻いていた。
 監督・新藤兼人自ら手がけた脚本に、大竹、伊藤が女優の魂を賭けて立ち向かう。これは真剣勝負だ。
 高齢の監督の、いまだ燃え尽きぬ執念を見た。特に、演劇に係わる者は、絶対観ておくように。
6位 カナリア('04 日本)  監督・脚本:塩田明彦
 出演 石田法嗣・谷村美月・西島秀俊・甲田益也子・りょう・つぐみ・水橋研二
 「誰も知らない」と同系列の作品。大人の都合に振り回される、子供達の大人社会からの逃亡。
 生きる。そのために。(これの裏が「バト・ロワか!」)
7位 ロード88 出会い路、四国へ('04 日本) 監督:中村幻児
 あんまり期待せずに観たら、意外と良かったのでお勧めしたい。これ、ロードムービーだったんですねえ。
 出だしの5分で引き込まれてました。クライマックスではもう涙、涙で、まんまとお涙頂戴にハマッてしまいました。
 あ、あと、やたらとエキセントリックシアター関係が出演してくるのが笑えます。(協賛?)
8位 折り梅('01 日本) 監督・脚本:松井久子
    出演 原田美枝子・吉行和子
 誰にでも来る老いを、我々は無きものの如く蓋をして、そうして暮らしている。
 その結果、いざ老人に直面すると、どうしていいか困り果てる。だとすれば、これこそが
 「体育館で観るべき映画」だ。 そして、国民一人当たりの借金を700万円にしてしまった自分たちの
 無能を棚に上げ、老人からさらに搾り取ろうとする、この国の官僚や政治家よ、恥を知れ。
9位 独立少女紅蓮隊('04 日本) 監督:安里麻里
 単純なようで深いテーマを内包し、正統派かつ、アナーキーでパンクでエンタメ。山田風太郎で女囚さそりでタランティーノ。
 タイトなスケジュール、かつかつの予算、グラビアアイドルだらけ、監督も新人、なのに何でこんなに完成度が高い?
 この監督には期待してしまう。期待して密かに個人的に応援する。合言葉は『すべての楽器を武器に!』(笑)。
10位 美女缶('03 日本) 監督:筧昌也 
11位 幸福の鐘('02 日本) 監督:SABU 
12位 ヴィタール('04 日本) 監督:塚本晋也 
 大好きな塚本監督の、なかなかの力作。 やがて消えてしまうものを、時に抗うかのように詳細に書きとめていく、
 その魂の発露は、見るものの心を打つ。狂ってしまいそうになりながら、正気とのぎりぎりの境で何とか踏みとどまる、
 そのラストに喝采。 やはりこの監督、ただもんじゃない。
13位 恋は五・七・五!('04 日本) 監督・脚本:荻上直子
    出演:関めぐみ・細山田隆人・杉本哲太
 最近の流行、「みんなで何かに挑戦する」物。この話では俳句。
 「バーバー吉野」で注目を集めた荻上直子監督がやると、こうなります。関めぐみ、いいね。
14位 あゝ!一軒家プロレス('04 日本) 監督:久保直樹
15位 きょうのできごと a day on the planet('03 日本) 監督:行定勲
16位 深呼吸の必要('04 日本) 監督:篠原哲雄 
17位 パトレイバームービー3・WXV('02 日本) 監督:遠藤卓司 総監督:高山文彦
 レイバーも第二小隊も活躍しない、変わったパトレイバー。この離れ業に挑戦したのは、とり・みき。
 彼は、散々映像化された"廃棄物13号事件"を、警視庁のデカの目線で追いかける、という手法で
 練り上げ、再構築した。意欲作であり、評価する。
18位 ネットシネマ うさぎのもちつき('03 日本) 監督
19位 アイデン&ティティ('03 日本) 監督:田口トモロウ
 みうらじゅんの原作を、熱く熱く映像化した作品。これ、いいぞー。 生きる苦悩や、情けなさや、そんな「青春」こそが、
 かけがえのないロックの魂に繋がっていると、そんな確信めいた気持ちを持つことができて、なんか嬉しかったよ。
 観ていた間中、『ロックが死んだんならそりゃあロックの勝手だろ』…なんてハイロウズの曲を連想して、
 なんだかとっても幸せな気分に浸りました。これで充分です。
20位 OLDK('04 日本) 監督:原 正弘
 期待せずに観て感激した(?)ものの一本。しょぼいつくりの作品ではあるが、アイデアときっちりした展開に
 (さらにエロさ爆裂の内容に)興奮間違いなし。秀逸なアイデアと(原作ありだが)、それに頼らずきちん、きちんと
 場面を積み上げていて、なかなか見事です。


のきおが選んだBEST10!  
  ・・・今年はあまり良い映画を観なかったなー、ハズレ作品やマイナーホラー観てたような・・・
  昨年観ると言ってた『ロボ・コン』『解夏』『セカチュー』も観てない。まあ、どうせ入らんから、いいや。
  今回は50本ちょっとしか観てない。洋画もそこそこ観ましたがトホホの数が増えただっけって感じです。笑
  頭軟らか過ぎて、これがBESTか?とクレームの付きそうな結果になった。

1位 TBSドラマスペシャル 「ウメ子」('05 日本) 監督:中原俊 
 1位にTV視聴作、しかもTVドラマというのは反則ではありますが、ダントツの1位!劇場作としてはどうかとは思いますが。
 子供達の世界を遠くから優しくそっと覗くような中原監督の演出に改めて感心した。
 いかにもヤラサレテル感のある「ウメ子コール」以外はパーフェクト!
2位 下弦の月 ラストクォーター('04 日本) 監督:二階健 
 栗山千明主演なので予備知識無しでDVDを購入。ファンタジーホラーとでも言えばいいのか、良い意味でお決まりの
 ストーリー・幻想的な映像・少年ドラマシリーズ+木曜の怪談的謎解き調査・そして栗山!ナイス。
 古典的であり新しい、何の興味も無かったが、HYDEがまた良い!無難にまとまった拾い物の秀作。
 矢沢あい原作だったので『NANA』も購入したが、もうひとつでした若い女性向きでしょうか?
3位 感染('04 日本) 監督落合正幸 プロデューサー:一瀬隆重 
 本作もストーリーは結構スタンダード、きっちりしている。しかし、出演陣の逝っちゃったぶりと破滅的な状況にはまった。
 「うづまき」の<きもちわるいけど・きもちいい>ではなく<気味がわるくて救われない>どろどろどろどろ・・・・・・
 佐藤浩一は似たような役が多いが微妙に演じ分けてるやはり上手い。星野真理・怖過ぎ!大好き。
4位 ALWAYS 三丁目の夕日('05 日本) 監督・脚本:山崎貴
 「クレシン/大人帝国の逆襲」がどちらかと言えば懐かしさだけであったのと違い、人の心や時代の風潮を
 上手に伝えてくれた。指輪のシーンが本当に良かった。身内でもない子供の面倒をみる・・・今の時代に
 失われたやさしさが本作にはある。これだけメジャーな役者陣を使って色眼鏡で観てしまうのではないかと思っていたが
 それが自然に素直に感動できてしまう、この演技・演出は見事だ。
しかーし!真空管式白黒テレビは画像が映るまで
 1分はかかる。1カット内ですぐに写ったのにはしらけた。あと、これが日本アカデミー賞作品賞なら、邦画の未来は暗い。 
5位 オールドボーイ('04 韓国) 監督・共同脚本:パク・チャヌク
 まさに謎から始まる本作は絶妙な間合いとアクションで長さを感じさせない秀作。
 「それにしてもここまで手の込んだ復讐するか?」の疑問はラストで明かされる。以外にオチを人から聞いてても
 実際に観るとそれぞれの人間達の思いが伝わって来て十分堪能できるのではないか?
6位 パッチギ!('04 日本) 監督・共同脚本:井筒和幸
 この映画でタレント事務所の女優希望者を200人オーディションしたそうだ(監督本人も直接20人ほど)。

 その時、ちょっと乳出してペッティングのシーンが撮りたいがOKか?の問いに全てNO!だったそうだ。
 唯一OKだった女優さんは監督と割と身近な存在の人だったらしい。監督いわく「灯台下暗し」・・・
 監督も怒ってたが俺も怒ってやろう、脱げんのなら来るな!必要の無いエロならともかく。片岡礼子も麻生久美子も
 多くの新人が女優として体当たりで仕事したんだよ!無償で殴りあったエキストラに謝れ。このオタンコナス!
7位 カナリア('04 日本) 監督・脚本塩田明彦 
 この作品を観てなかったら『誰も知らない』をBEST10に入れてたと思う。 この作品のほうが主人公達が
 子供であり大人である。この作品のほうが痛快である。『ギプス』『害虫』『黄泉<よみ>がえり』と来て本作、
 この監督結構好きかも。『誰も知らない』是枝裕和監督が嫌いな訳ではない。むしろ、伝えようとした事・思いが
 監督のコメント読んで私の想像と100%同じだったのには少し退いたぐらいだ。
 妹を、ともらう二人に言葉に出来ぬほどの寂しさと同時に安堵感を感じた・・・とフォローしておく。だが、『カナリア』の方がイイ!

 更に両作品には申し訳ないが読書家なら10分足らずで読んでしまいそうな田口ランディの元信者モノの短編小説の方がもっと良い。
8位 人形人間デッドドヲル('04 米国) 監督:アダム・シャーマン
 精巧に作られたダッチワイフの奪い合いで所有者が死んで行く・・・という邦画は過去に在ったが、本作は愛人に殺され
 人形にされた女が様々な男達を虜にして死へ導いて行く。レンタルDVDのタイトルデザインが逝っちゃてたので
 ホラー物かと思ってトホホ候補にする為に借りたのだが実はコレなかなか良く出来たブラックジョークの利いた作品。
 男達にとっての彼女の存在がそれぞれ異なる所も面白い。更にラストは見事すぎて笑った。
9位 ゴジラ・ファイナルウォーズ('04 日本) 監督:俺の嫌いな北村龍平
 どうでも良いが vsゴジラシーンはちょっとなのに X星人vs地球人はえらく長いな?どっちが主役なんだ。
 しかし、ここまで好き勝手やった監督はある意味凄い、つーか、こいつはそれしか出来ないが。主だった怪獣は怪獣大進撃なみに
 全て登場するし、ミニラを下手に使うとしょぼい作品になってしまう事などお構いなしだ。まてよ、あいつが出てないぞ?
 と思いきや、隠し球で炸裂!この、いてまえ的イチビリゴジラ作品は私にとっては結構快感だった。
10位 ひとりね('02 日本) 監督:すずきじゅんいち
 
監督が、夫人でもある榊原るみ主演で撮った熟女モノ。モノクロ映像とアフレコによると思われる常に一定の音量の台詞が印象的。
 熟女が妄想と現実を彷徨うエロスと相まって台詞なのかナレーションなのか曖昧になりそうな声に観ている側までも彷徨うようだ。
 最近の邦画はリアルさを追及したいのか、単に録音が下手なのか台詞が良く分からない事が多い。 劇場だと困る。
 『秋桜』(同監督作)の主演を務めた実娘・松下恵(榊原めぐみ)が今回も競演。演技力はあるんだけど演技を意識するあまり
 やや表情が極端に変わりすぎか?できればもっと自然な彼女を観てみたい。
次点 地獄プロレス('04 日本) 監督:高橋巖 
 だって、柴カヨが出てるんだも〜ん!特撮出身の女優に他の作品で特撮のパロディをやって欲しいな。常々思ってたけど
 実際ここまであからさまにやられるとしらける。ニコラス・ペタスの寝技特訓シーンは笑った。ノリノリだな、ペタス。
ランキング外 気になった作品
 「ローレライ」しかしトホホランク入り。「誰も知らない」「テキサスチェーンソー」「CUBE2 HYPER・CUBE」「カンフーハッスル」「折り梅」 
 「ヴィタール」「血と骨」「あゝ!一軒家プロレス」「キューティー・ブロンド」・・・しかし、どれもわざわざ順位をつけるほどでもない。
 
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